2011年10月17日月曜日

Barton Fink/The Coen Brothers

前回より一転、ハッピーになりました。ハッピーです。本当、ハッピーDEATH。

自分磨きの旅。単に色々な"作品"に触れるだけなんですが笑
感性や残る部分を創るには、何気ない日常から少しだけ冒険するだけでいいと。
それが作品に触れる事かなと安易に考えてます笑 それしか方法しらないんで*
普段興味なくても"んん?"とか事線に触れたら十分というか、素材は揃ったというか
後は自分のそこから行う膨張と咀嚼でオKな訳で* だから視野をマクロからズームへ。
まあそんな白髪の増えそうな日々に突入しようかと思ったりしました。秋だから。毎年白髪DEATH。
そっからいてもたっても居れずビディオショーップ!
100円レンタルのTSUTAYAさん、大好きです。
キャンペーン続けて下さい!!!

Barton Fink/The Coen Brothers.

極私に書きます。
生意気なしったか知識のニワカレベルな映画オタ気取りの中二病の淀川長治&町山智浩崇拝な僕の主観。
この「バートン・フィンク」。コーエン兄弟の初期作。
ずっと観たくてようやく触れる事が出来ました!
ありがとうTSUTAYAさん!でももうちょっと早く入荷して!
映画の内容は簡単で、劇作家がB級映画のシナリオを振られて頭抱える。
そのシナリオを構想するホテルで出会った隣人によってちょっとずつ日常がおかしくなる。


なんですが、観たら普通にサスペンスでした

が、納得行かない場所がたくさんありました(急な移動、急な行動、つじつま合わない言葉や心境と風景)
回答のない提案型。だけど、多分あるだろう隠れた意思。
計算してサスペンスにも回答のモザイクも真っ当に見せれるこの映画。
デヴィッド・リンチに近いんです!!!
大好きリンチ!!
ビール呑みながらにやにやしながら鑑賞。
そしてすぐさま二回目に突入して一人で喋りながら謎解きとうんうんと一人納得してました笑
気持ち悪いですよ? ええ 自分でも解ってます
期待していない時にどうしようもない興奮に襲われたら自分でもおかしいの知ってて
リピート。音楽でもマンガでも何でもそれがまた止まらないんです。そういうのんないです?笑

綺麗な映像で夢と現実を混同させる流れ。
その混同する仕掛けが見事。小物使いが効いてる。
善人で頼りになりそうだと思っていた人物が実は一番凶暴だったり、こりゃ絶対にブン殴られるゾ、と思っていたら
逆にチヤホヤされたり、これこそ最高の出来だと信じて疑わないでいたらコキ下ろされたり・・という、
意外な展開の連続。因果関係が無く上下関係だけ。
ニューヨークで成長株の若手劇作家がハリウッドに呼ばれてB級映画会社に雇われてレスリングもののB級映画のシナリオを書かされるという物語全体からして作家の監督自身において悪夢であろう、そういう考えさせ。
ラスト、劇作家に持たせてる小箱と中身。
それは"こんな人間これでも持たせとけ"なんて皮肉っぽい監督の人間臭い側面。
最後のセリフは字幕で"あんたは女優かい?"
だけど俳優の声は"Are you in pictures?" これ作中のキャラに?僕ら観客に向かって?
この裏を打つ一つの仕掛け。うー!!
この映画はこのラスト一言でピクチャーというものを巡る若手作家の悪夢だったと締めくくられる、
そんな安心感を持たせる、が、未だ覚めない悪夢。そして上の台詞ではっきり着地しない。
全編に流れる切羽詰まって脂汗出るのに酔ってくるトリップ感覚。
悪酔いかもしれんですが笑

何しろ劇作家バートン・フィンクの髪型はイレイザーヘッドそっくり。

この禍々しいのに綺麗で繊細で頭試されている空気が
それこそ"美しい悪夢"のリンチな気がします。
そこにバッチリ足並みが合っていました!!イヤッホー!ロストハイウェイ!!

ここずっとリンチは難しい悪夢しか観させてくれんけん、これがバッチリ埋めてくれた!
解りやすい!!コーエン兄弟が、埋める以上にムクムク浮かんで来た!!!
コーエンはミステリー書かせたら間違いない*
がまたコーエンもノーカントリーぐらいで最近は滑稽が多いだもんなあ。。
ファーゴとか回数観たくないなあ。
ブシェミーさんは何回観ても飽きないけど*
思えばブシェミーさん結構ミニシアター(死語)映画に出てるよなあ


友達が言いました、
"面白いと思った映画は、今自分が求めているものだったから面白いのであって
 また時間が経過したら求めていないその時は全く別ものになるよ"


僕は今悪夢が観たい!!!!!

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