2012年11月20日火曜日
TOKYO ①
15日 仕事を終わらせ先輩とのお噺も短く帰宅。
前日の準備をバッグに詰めて夜行バスに乗った。20:50発 東京行き。
中学の修学旅行以来の江戸。
お酒呑みたいのと友達に逢うのと音楽と
過去からの培った感度と足りない程に求めるその場所だから出会える影響の旅を
今の年齢でするのいいかもーと だ。
勿論ソロで旅行です
バスは朝の6時まで走る。
寝れないと到着してからがしんどいかと思って
駅コンビニでビールと週刊ポストを買う
週刊ポストは北野武の毒舌談話があるからBuy Or Die
暖房が効く車内で呑みながら「さよなら鳥取」と心に言葉更けながら
雑誌を開いて東京写真に期待で胸を膨らませる…こともなくギューンって感じですぐ寝た
起きたらほぼ着いてた んだそれ
多分バスの暖気運転は睡眠導入剤らしからぬソレが混入されているのだ
エキゾチックロマンス夜行景色を望めなかった僕は
着いたらすぐ道路の真ん中に寝てみた ささやかな拗ね方 コンクリひんやり
人口密集の数値たるや凄い都市に誰も居ない
数年前の都条例から煙草のポイ捨てもなく まるで模型のようだった
眼前は青く暗く風も冷たくソレら一体を含んだ画は
ものすごく綺麗で怖くて目が覚めて興奮した。
16日 AM6:50
築地に行く
早く着き過ぎた時間に開けた街は朝競りの賑やかな築地しか知らないからだ
海辺に住む僕は魚料理が好きだ
彼女が肉がいい!とダダこねない限り食事は魚一貫していると言ってみたい
そんな希望に満ちる固くないむしろほろほろしたテイの好きさ具合だ
地元の魚はリアルしおいー(注:"まいうー"を発するのが恥ずかしいので"しおいー"とする)
から築地とはいかがなものかと 有数の魚卸市場の味はいかがかと探索を
歩く 歩く 歩く 歩きます、 歩く 歩く まだ歩き、あr、はい帰ります
プロ漁師ばかりの活声挙がる場所にバッグ荷物ぱんぱんの大きな音に怯える一匹狼が居る
何が出来ましょう? A).今来た道を辿って帰る事。素晴らしい。ベストアンサーです
「さあしま食べてないけど久しぶりに来たら味が落ちたでないだ?ん?
僕がお忍びで来たから手抜きばれちゃった ありゃ 的な?
すません、抜き打ちっす!しかしそれに応える所がプロなんじゃん
お。その魚なんてゆうだ?うまいん?ちょっと僕に食べさせてみしたんさ〜あい」
言えるかバカ!無理過ぎるだろ!初めて来たし!つーか店にも入れてねーし!
田舎全力のお洒落が都会に出たらすげーダサイ感覚を実感する様に
とぼとぼと秋葉原に行きマックに入る
秋葉原も人が居ない マックも人が少ない 居ても僕と同じ旅行らしいバッグのオーナーばかり 東京はいきなり僕を否定してる これは涙じゃない
"流れる水は同じ水にあらず"の格言なぞり、変化する目の前と自分の居場所に迎合しようと頑張って出た汗だ! 僕は芋でもたくさんの芋と同じ芋洗いされる
そんな一カ所にいたくねーんだ! センセー!この芋、芽が出て来ましたー!を目指せ!
とりあえずチョコパイ食べてipodして寝た
チョコ濃くてニキビ出そうだったから残した
多分ここでニキビ出てたら悲し過ぎて孤独死してたと思う。
むくむくとあくび
ウィンドウに差す太陽の光と熱でおはようをした
おお!太陽が僕をガン見してる!びんびんに見てる!僕を迎えてくれるんだね
僕に(光を)差す(挿す?)ってことは僕の手引きをしてくれるってことかい?
ああ〜すごい、すごい嬉しい…!もう汗でびっちょびちょ
あ〜すごい、ああ〜すっごい ! (ふう…)
でもさ僕はまだ眠いよ まだ社会は通勤時間じゃないか 電車の通勤ラッシュは困るんだ
ほら眠たくなってきたよ? だから寝よ?…パトラッシュ…僕はもう眠いんだ…
と逝くそこにまた違う光が見る そして放った!
"おっっ はよー!つーか君、ここに何しに来てるの?"
朝の番組スッキリの天の声が聴こえた! 気がした!
そうだ!動こう!勿体ない!
両手を上に伸びをしてipodを外し周囲を見る!
客変わんねー!つーか旅行者増えてる!んで皆寝てるじゃん!
あ、あいつイビキかいとる!もうやめてよ、さっきのテンション下がるじゃんか
僕の景色に入らないで!プン!
(しかし僕もまた周囲には同じ様に見られてるのか…それはいかんせんまずいな…
旅行者の聖地みたいなこの場所に僕も巡礼中の信者になってるのか…たまらんな)
灰皿のあるダストボックスに立つ
立ってみると意外と広い店内 少ないがスーツでタブレットで新聞を読む御老公も居る
(真似しよ)
煙をくゆらし雑誌を広げ珈琲を頂く 僕は都会側に同化した と思ったが
雑誌は「るるぶ」
!!あーーもーー!かっぺ丸出しーー!! べさべさ弁が出ちゃうべさ!!
はい、センセー!僕も信者でーす!
さっきの天の声は"煽り"か?僕、耐性ないんすよ、ふんとに。
もしくは完璧な錯聴…鳥取砂丘と東京砂漠のスケールって幾分?
"ひとは 優しさを どこに 棄ててきたの"
"だけど 私は 好きよ この都会が"
"肩を寄せあえる 貴方… 貴方がいる"
"貴方の傍で ああ暮らせるならば つらくはないわ この東京砂漠"
"貴方がいれば ああうつむかないで 歩いてゆける この東京砂漠"
優しさなんかさっき灰皿取りいった時に持ってた珈琲が傾いてちょっとこぼれた際に
一緒に全部棄てたわ!
着いて3時間ないしでこの仕打ちのこの都会が好きとか言えるか!無理ゲー!
肩寄せれそうな隣は営業かなんかの疲れたオヤジだぞ!
こづかい一日千円、中2の息子はグレ始め、可愛い娘には邪魔にされて
毛髪もちょっぴりさびしんぼうな中間管理職のオヤジだぞ!
その方に貴方が居ると囁き肩の体温を感じだしたらもうすぐにでもモロッコ行くわ!
なんでここで別人格の目覚めが来るかね!
寄せ合ったのは寝たとき顔を置いた左手の甲だわ!
甲と歩けってか!
自分に寄せてたら籠るぞ!
目的都市到着数時間で己に籠るぞ!己大好きになるぞ!ひがなここで過ごすぞ!
つーかテンパってねーし!!
しかし僕はこれでもロックンローラー、開いた雑誌を読まずに閉じるなんてできねー!
超ダサイですもの!煽られてますもの!
自分でタンカ切って自分で買ってのセルフ喧嘩法、買わずにいれるか!暇だし!
そうして適当に開いた雑誌に「浅草」があった
!!
よし行こう!!
(続く)
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